<スポット>天野正治水産庁加工流通課長/漁業も支援

2018年12月6日

「漁業と加工双方の発展を支援したい」と語る天野課長
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「漁業と加工双方の発展を支援したい」と語る天野課長

 農林水産省に入省後、大臣官房で輸出促進に関する事業に長く携わってきたが、15年ぶりに水産庁に戻ってきた。加工流通課は輸出だけでなく「陸(おか)に上がった水産物全般を扱う」といわれ所管範囲が広い。「漁業と加工はいわば車の両輪でどちらも大事。双方が発展できるように支援したい」と日々邁(まい)進している。
 最初に水産庁に配属されたのは入省6年目、水産基本法が制定され、最初の水産基本計画が策定された時期。業務は日付を越えて続き「朝から朝まで」というほどの多忙さ。関係部局との調整にも骨を折ったが、乗り切れたのは「おやじのように仕事を教えてもらった」という当時の課長の今井敏さん(元林野庁長官、現農林漁業信用基金理事長)らの指導があったからと振り返る。
 今年7月までは大臣官房参事官、輸出拡大チーム長として、農林水産物・食品の輸出振興を手掛けた。直前は香港と台湾を担当し、それぞれ年間5~6回は足を運び、現状に即した輸出振興策を推し進めた。今度は庁内でも守備範囲の広い課として知られる加工流通課長を任された。「海にいる魚に値札はなく、価格が付くのは陸に上がってから。漁獲した水産物の価値をいかに上げるかは現場次第の部分がある」とし、そのために必要不可欠な衛生管理の徹底なども支援していきたい考えだ。
 東大経済学部を卒業し、1995年4月に入省。出身は横浜市。最近休みの日にいちばん時間を使っているのは、趣味よりも前のポストに関係する「輸出促進案件の相談に乗ることかも」と苦笑い。[....]