<カツオ>谷津JAFIC専門員「早くから北上群」

2018年5月8日

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「前年をやや上回る水揚げが期待できる」と語る谷津氏

 東日本の漁が盛漁期入りしたカツオ漁は今後どうなるのか。漁業情報サービスセンター(JAFIC)の谷津明彦技術専門員に聞く。
◇問い/昨年は近年平均並みの漁でした。今年はどうなりそうでしょうか。

 ◆谷津氏/4月下旬段階で今後、盛漁期を迎える東北海域における水揚げの多い少ない3つの要素から占うと、2つが前年を上回る可能性を示唆しており、1つが前年並みと推測できた。個人的な予測になるが、前年をやや上回る水揚げが期待できるのではないか。

 日本近海に秋に姿を現す体長が40センチ未満中心のカツオ(ピンガツオ)は、翌年には40~50センチ程度に成長して北上群の主力として再度東北沖に上るとされ、翌年の来遊に直結させて考えることが可能との見解が近年、漁業者に幅広く支持されてきた。

 ◇問い/前年を上回る可能性を示唆している2つの要素を教えてください。

 ◆谷津氏/同じ年の1~6月の千葉県のひき縄CPUE(一日一隻当たりの漁獲量)と、中盤以降の主力港である宮城・気仙沼のカツオ水揚量などとは正の相関(一方の数字が上がると他方の数字も上がる)がある。この千葉県のひき縄漁の出足が18年はやや良好だった。初水揚げが昨年よりも早いうえに、水揚げペースも前年を上回っている。[....]