5年連続30万トン、28年マグロ需給見通し

2016年12月9日

 水産庁は8日、平成28年度第3回まぐろ需給協議会(座長・婁小波東京海洋大学教授)によるマグロ需給見通しを発表した。それによると、今年の年間(1~12月)の供給量は30万6000トンとなる見込みで、24年から5年連続で30万トンを維持した。

 国内の生産量は1~3月、4~6月、7~9月いずれも、冷凍物が前年割れ。西経漁場での不漁が響いたとみられる。一方、輸入量はキハダの好漁や大西洋クロマグロの増枠で、全体的に前年を上回った。10~12月の刺身マグロ供給量は前年より「やや減少」、価格は「横ばい」とした。

 生産量は、西経漁場で10月に10度以南で一日一隻当たり1・5トン程度の漁獲があったが11月から減少傾向。インド洋のジャワ沖では例年より漁模様が悪く、1トン前後の漁獲で推移している。フリーマントル沖のメバチは数量が少ない。アイルランド沖のクロマグロ漁が始まり、漁模様はよく、2~3㌧程度漁獲されている。魚体は昨年よりひと回り大きい。

 輸入量は、インドネシアの生鮮メバチが減少。メキシコ産蓄養クロマグロは例年通り、地中海産養殖クロマグロも大きな搬入はない。ボストン、カナダ産の生鮮クロマグロは増枠でわずかに増加。

 卸売価格は赤身の主力である冷凍メバチが高値。[....]