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3年ぶり冬期アカイカ操業、八戸沖で30隻500トン

2017年2月14日

 中型イカ釣り船による、3年ぶりの冬期アカイカ操業が八戸沖で行われている。生産数量自体は限定的とみられるが、イカ原料不足の中、今月下旬からの入札販売は堅調に推移する見込みだ。

 アカイカ操業は夏に北太平洋公海で行う夏期操業と、冬に三陸沖で行う冬期操業に大別される。昨年・一昨年は漁場形成の不発などから冬期操業は本格的に行われず、供給はほぼ皆無に終わっていた。今期も昨年11月以降、山陰沖でスルメイカの漁が上向いたことから、「中型船は日本海に回らないのでは」(産地関係者)とみられ、一時は3年連続冬期操業なしの可能性が示唆されていた。

 しかし、昨年末から山陰沖でのスルメイカ漁が失速、年が明けて1月下旬以降、中型船が八戸沖へ回航を始め2月3日までに30隻が集結。4日からアカイカ操業を開始した。

 八戸魚市場によると、生産ペースは6日ごろまでは一日一隻当たり100箱(一箱約13キロ入り)程度だったが、その後は50箱に低下、漁模様は安定していない。10日に1隻が操業を切り上げ、他船も2月下旬~3月上旬に順次帰港し、日本海で漁獲したスルメイカと合わせてアカイカを水揚げ・販売する予定。一隻平均20トン弱として、500~600㌧前後と見積もられている。

 相場は堅調に形成されるとの見方が強い。昨年の夏期操業の平均価格が前年比5割高の10キロ4445円と高騰した、一定の需要がつきそうで、価格ポジションが注目される。[....]