27年の海面漁業7年ぶりに1兆円を回復、漁業産出額

2017年3月23日

漁業産出額の推移

漁業産出額の推移

 農林水産省が21日発表した平成27年の「漁業産出額」(旧名称・漁業生産額)によると、27年は1兆5916億円で、前年と比べ5・8%、876億円増えた。増加は3年連続。海面漁業・養殖業と内水面漁業・養殖業の4部門すべてが増加した。

 内訳は①海面漁業1兆11億円(前年比3・5%、343億円増)②海面養殖業4869億円(9・6%、426億円増)③内水面漁業184億円(3・5%、7億円増)④内水面養殖業853億円(13・5%、102億円増)。海面漁業は20年に1兆1250億円を記録したあと、9000億円台で推移しており、7年ぶりに1兆円台を回復した。海面養殖業は年間5000億~6000億円だったこともあるが、近年では4800億円台は14年以来。過去10年では最高だ。

 増加要因をみると、海面漁業はマグロ類の主力であるメバチやキハダ、カツオの価格上昇とマイワシ漁獲量増が主因。メバチは546億円(13・4%増)、キハダは340億円(39・6%増)、カツオ648億円(9・4%増)、マイワシ180億円(38・5%増)。

 海面養殖業はクロマグロの価格上昇、ホタテとノリの収穫量増と価格上昇が貢献。内水面漁業はサケ類とアユの価格が上昇。内水面養殖業はウナギの収穫量が増えたことが理由。

 産出額が減った主な魚種は、海面漁業ではサケ・マス類724億円(0・3%減)、スルメイカ396億円(18・9%減)、。海面養殖業ではマダイ439億円(0・1%減)など。[....]