21年売上1兆円を目指す、マルハニチロが新中計発表

2018年3月6日

 マルハニチロ(伊藤滋社長)は5日、2018~27年度の長期経営計画を発表した。このうち18~21年度の中期経営計画「Innovation toward2021」では、収益力の向上、成長への取り組み、経営基盤の強化を実践。最終年度の売上高は1兆円を目指し、世界一の水産企業の地位を確固たるものにする。また非財務の内容を含んだ「サステナビリティ中期経営計画」も設定。持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する10か年の長期ビジョンのもとで中計では「経済価値」「社会価値」「環境価値」という3つの価値を創造していくことを掲げた。

 目標では21年度の売上高1兆円のほか、営業利益310億円、総資産利益率(ROA)5・7%、自己資本比率30%に設定。セグメント別の営業利益は、漁業・養殖30億円、商事66億円、海外111億円、加工82億円など。特に海外と加工の年平均成長率(CAGR)10%を目指す方針だ。

 サステナビリティの「経済価値」では企業価値の向上と持続的成長の実現を目指す。「社会価値」では、顧客、従業員、取引先、地域・社会の4つに対する創造を図り、持続可能な調達の実践、食育活動などに取り組む。「環境価値」では地球温暖化対策、循環型社会の構築、海洋資源保全を重点課題に。

 新たな社名ロゴデザインの設定などブランド戦略を導入し、企業ブランド価値の向上を目指す。[....]