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19年恵方巻商戦/高額化に一服感、縁起物具材離れ 

2019年1月30日

 2月3日の節分が間近に迫った。恵方巻商戦は年々拡大を続けている。一大商戦となった現在、スーパーなど小売業界での重要度は変わらない。主要企業の主力商品・新商品からは「味・海鮮重視」や「高額化傾向に一服」といった今年のキーワードが浮かび上がってくる。
 縁起物といった側面を薄め、食品としてのクオリティー重視に一層かじを切った感があるのは、イオンリテール(株)や(株)イズミなど。恵方巻本来の伝統的具材としてはアナゴやウナギ、キュウリ、エビオボロ、カンピョウ煮、卵焼き、シイタケ煮、高野豆腐などの縁起物が知られているが、該当の具材にこだわらず企画・開発された商品が増えた。選ばれているのが、寿司と親和性の高い海鮮ネタ。
 (株)イトーヨーカ堂に加え、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(U.S.M.Holdings、(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の3社の事業会社)の共同開発商品などに、海鮮ネタの恵方巻のさらなる充実を図ろうという意図がみえた。
 一方、主力の原料となっている水産物の魚価高傾向が若干和らいぎ、イオンリテールなどは前年に比べ売価を下げる兆しがみられた。目玉商品の高額化一辺倒の流れにも歯止めがかかった。[....]