18年生まれマサバ13年超す高加入、水産機構調査

2018年11月30日

 水産機構が9~10月に、常磐-道東沖から千島列島沖(東経170度付近)に調査点を設定し、資源調査を行った。18年生まれの近海の出現率は100%となり、高水準だった13年を超えて、調査を開始した2000年以降で最高値を記録。千島沖の漁獲尾数も13年の調査結果より多かった。
 水産機構の担当者は「漁獲努力量当たりの漁獲量(CPUE)、出現率ともに過去最高値だった。18年生まれの加入量はかなり高いことが期待される」と説明。近年の傾向では、本格的に漁獲対象となるのは2歳魚以上で、加入量が多い18年生まれは20年秋以降に漁獲されるとみられる。
 一方で、マサバの小型化が指摘されている。13年生まれの4歳魚(17年漁期)の漁獲物平均体重は約330グラムと08~12年漁期平均の約半分にとどまり、14年生まれ以降も小型化の現象が続く。
 13年の加入量は資源高水準期だった1970年代に匹敵する高さだが、水産機構は「4歳魚で約330グラムという数値は、70年代にもみられない低成長。資源が増えると成長が悪くなる密度効果だけでは説明できない」と指摘。今後は餌や水温履歴に変化がなかったか、マイワシの増加で餌の競合が起きていないかなどが研究課題になるとしている。[....]