150港を高度衛生化、水産庁が次期長計で特3以外も

2016年7月7日

高度化で漁価アップを実現した和江漁港の荷捌き所

 水産庁は今年5月下旬に島根・浜田漁港の高度衛生基本計画を策定し、全国13か所にある特定第3種(特3)漁港すべてで高度化計画が出揃った。宮城・石巻漁港や鹿児島・枕崎漁港は完成しているが、計画から実行段階へと移ることになる。今後は特3漁港以外の流通・輸出拠点漁港へも衛生管理化を拡大していく方針。今年度末に策定予定の次期漁港漁場整備長期計画でも大きな柱になりそう。

 漁港の高度化は、岸壁から荷捌き所などで衛生管理対策を行う事業で、ハード(施設)のほか運用などのソフト面でも浸透を図っている。安全・安心な水産物の供給、価格形成競争力の向上、輸出促進という3つの観点から整備が行われており、まずは国が「水産物流通拠点上で特に重要」と定める特3漁港を中心に計画が取りまとめられてきた。

 意欲のある地域では特3漁港以外でも高度化を実現しているが、年間5000トン以上の水揚量がある流通拠点に加え、ホタテやブリなど1000トン程度でも輸出を視野に入れる漁港を対象に、全国3000漁港のうち約150漁港が該当する。[....]