15人が漁船で活躍へ、静岡県立漁業高等学園で卒業式

2017年3月15日

静岡県立漁業高等学園の卒業式。答辞を述べる小林さん

静岡県立漁業高等学園の卒業式。答辞を述べる小林さん

 漁船幹部職員などを養成する静岡県立漁業高等学園(青木一永園長)の平成28年度卒業式が10日、同校で行われ、15人が巣立った。卒業生は漁船に乗船し漁業後継者として活躍していく。

 式では青木園長から卒業生一人ひとりに卒業証書が授与された。
青木園長は式辞で「漁師をするための知恵と勇気の種を植えたが、この種は必ず芽を出すのでしっかり働いて大きくしてほしい。何年かすると花が咲き、実を付けていく。この種を後輩に与えていってもらうことで、漁業が発展していくと確信する。皆さんの前途は洋々だ」と激励。来賓の中野弘道焼津市長が「全寮制で厳しい授業や実習を乗り越えてさまざまな技術、知識を習得し、強い精神力と肉体を手に入れたと思う。夢と志を抱き、信じる道を力強く切り開いていってほしい」、祝辞を述べた。

 卒業生を代表して答辞に立った小林純也さん(26歳、新潟市出身)が寮生活、カッターや遠泳の訓練、マラソン大会、焼津水産高校の実習船・やいづでの約1か月に及ぶ乗船実習航海などの体験を振り返りながら、「学問だけでなく漁師という世界で生きていくうえで重要なことを学んだ。強さとたくましさだけでなく、しなやかで優しい心をもった海の男となることを誓う」と決意を述べた。

 卒業生の年齢は16歳から31歳まで。県内7人のほか千葉県柏市、川崎市、長野県松本市、新潟市、千葉県野田市、東京都板橋区、奈良県生駒市、兵庫県西宮市と8都県8人だった。乗船先は遠洋マグロはえ縄船に1人、遠洋カツオ竿釣り船5人、海外まき網船1人、サバ船2人、大中型まき網船2人、キンメダイ船2人、定置網1人、シラス船びき網船1人。[....]