<魚食にっぽん[84]>/「築地ワンダーランド」受賞、核心に食育

2018年1月29日

準グランプリのトロフィーと賞状を披露する遠藤監督(左)と粟竹委員長

準グランプリのトロフィーと賞状を披露する遠藤監督(左)と粟竹委員長

 築地市場の日常に迫ったドキュメンタリー映画「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)が「クールジャパン・マッチングアワード2017」「準グランプリ」を得た。遠藤尚太郎監督と、撮影を支えた粟竹俊夫東京魚市場卸協同組合(東卸)広報文化委員長が対談した。
 ◆遠藤監督/う受賞がもっと多くの日本の方に見ていただけるきっかけになったらと思っている。冒頭シーンのナレーションを英語にしたのは「海外から日本を見つめるような客観性をもって、築地市場をもう一度再確認してほしい」というメッセージでもあったので。
 ◆粟竹委員長/日本が魚食の国であるという証明にほかならない。和食が無形文化遺産に登録されたのは和食の中心に魚があってこそだ。まさにその部分を取り上げていただいたことに感謝したい。
 ◆遠藤監督/仲卸の仕事は家業で、皆さんは先代や先々代の背中を見て仕事してきた。だから自信に満ちあふれ、りんとした姿、一本筋の入ったたたずまいになるのだと思う。
 ◆粟竹委員長/長期はめったになく、魚食振興につながる構成にするなら、という条件で承諾した。
 ◇司会/終盤には築地だけでなく魚食普及の出前授業が出てきます。
 ◆遠藤監督/市場と消費者を結び付けるために、いちばん語りたかった部分かも。別世界の出来事ではなく「日常生活の延長線上にあるよ」ということを感じてほしかった
 東京五輪まではクールジャパンでいい。次回作にはぜひ食育に焦点を当てた映画を撮りたい。[....]