魚食にっぽん[97]/銀座伴助が業界初提供「干物鍋」

2019年2月25日

クリックで画像を大きく表示します

干物を使った具だくさんのちゃんこ鍋(㊧)と干物鍋の魅力を語る田口社長

 神奈川県内で飲食店を16店舗展開する(株)若竹(横浜市)は、業務提携する干物メーカー・(株)助(福島県いわき市)のブランド名を掲げる旗艦店「高級ブランド干物『銀座伴助』銀座本店」でこのほど、外食業界初の干物鍋「骨取り干物 絶品だしちゃんこ」を秋・冬メニューとして提供し始めた。干物でちゃんこ鍋とはどのような料理なのか。

 具にしたのは米国産のシマホッケとアカウオの干物だ。普段は定食のおかずを焼かずにそのまま鍋へ入れる。若竹の田口優英社長は「ギンダラやキンキ、サバなど15種類ほど試した結果、この2つがいちばん鍋に合った」と味に太鼓判を押す。1人前は、約250グラムの切身をそれぞれ3切れだ。

 そのほかに、岩手県産の「岩中豚」のバラ肉や宮崎県産の「日向鶏」、ハクサイ、シイタケ、焼き豆腐、ツミレ、油揚げ、長ネギなどの食材がふんだんに使用される。「干物は身を下にしてフタをするように並べ、弱火で7~8分ほど煮ることで、スープにうま味が広がる」と作り方のコツを説明した。

 伴助の干物は、両面に均等に骨が乗るように背骨の中心からカットされているため、味や焼き加減にムラが出ない。昨年10月から提供、年末の忘年会で干物鍋の飲み放題のコースが盛況で、約300組の注文があった」という。干物に対しての潜在的なニーズを示す結果となった。[....]