魚食にっぽん[86]/ぐるなび外国語版でメニュー紹介

2018年3月26日

スマートフォン検索でメニュー情報が照会できる飲食店に観光客が大行列

 築地市場内の「魚がし横丁」の外国人観光客の行列は、すっかり日常の風景となった。耳をそばだてるとさまざまな国の言語が飛び交うさまは、さながら異国のようだ。だが、よくよく見ると同じ寿司、海鮮丼を出す店でも、行列の規模が全く違っている。なぜこのような差が出るのか。飲食店に対するインバウンド(訪日外国人)の誘客支援の面で業界を先取りしてきた㈱ぐるなびに聞いた。
 日本最大級の飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営する同社は、外国人向けに加盟飲食店を紹介するサービス「ぐるなび外国語版」を、インバウンド誘客で業界の先駆けとして2004年に始めた。
 初期の「外国語版」の掲載店舗数は数万店に及んだが、情報の翻訳は費用負担の大きい人力翻訳に依存しており、頻度の高い発信が難しかった。外国人が不便に感じていたのは、メニューの外国語表示がないこと。蓄積してきたノウハウを基に、食材、調味料、調理方法を日本語登録するだけで、自動で4言語(英語・繁体字・簡体字・韓国語)に変換され、豊富な画像とともに外国人向けに発信できる「メニュー情報一元変換システム」(特許取得済み)を開発し、3年前に運用を始めた。利用店舗は2万7000店を超えるまでになった。また、検索画面はスマートフォンに最適化させた[....]