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魚肉ソーセージでマレーシアのハラル、阿部長が国内初 

2018年10月26日

ハラル認証へJAKIMの厳しい査察が行われた製造工場

 阿部長商店(気仙沼市、阿部泰浩社長)グループの興商事サンリクフーズが製造する4種の「フィッシュソーセージ」が、世界的に信頼されているマレーシア政府の正式ハラル機関「JAKIM」のハラル認証を国内で初めて取得したことが25日までに分かった。今後、商品には「JAKIM」認証マークを付けて販売できる。イスラム圏のほか全世界に三陸の水産加工品を発信していく。
 同グループは2年前にハラル対応の新工場を建設するとともに、ビジネスアドバイザーで海外事業などのサポート事業を展開しているエーコマース(A-commerce)の支援を受け、「ブラックペッパー」「バジル&チーズ」など4種のフィッシュソーセージで認証取得に挑戦した。
 イスラム市場での販売に向け、現地輸入業者などを対象に試作品の評価調査も実施。商品改良やパッケージの開発を重ねた。さらに、同国からハラルアドバイザーを招聘(へい)して講習・指導を受け、栄養成分などの事前調査をもとにハラル認証基準をクリアできる体制を構築した。今年9月にはJAKIMの査察官が来日。生産工程や原料・製品保管室を徹底して査察し、ハラル認証を決めた。
 同工場では、日産8万本のソーセージ生産が可能でイスラム圏への輸出を核としながら、日本を訪れるムスリム(イスラム教徒)のインバウンド需要にも応えていく。[....]