香川県の養殖業/「ハマチ三兄弟」でブランド魚先駆け

2017年2月6日

「ひけた鰤」「なおしまハマチ」「オリーブハマチ」香川の3つのブランド魚。特製ポスターで大きくPRする。
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「ひけた鰤」「なおしまハマチ」「オリーブハマチ」香川の3つのブランド魚。特製ポスターで大きくPRする。

 昭和3年(1928年)、香川県大川郡引田町(現・東かがわ市引田)安戸池で、野網和三郎氏が、世界で初めてハマチ養殖の事業化に成功。以来、香川県は全国有数の養殖ハマチ生産地として発展を遂げてきた。平成7年には「ハマチ」を県魚に指定。また、来年は野網氏のハマチ養殖事業化成功からちょうど90年(野網氏生誕110周年)を迎える。
 平成25年実績みると、ブリ類の養殖生産額は約66億円、生産量は約7330トン。度重なる大規模な赤潮被害など多くの課題に直面してきたが、ハマチ養殖の生産量・生産額は高い割合を占め、生産量では全国7位の主要産地となっている。
 JF香川漁連と香川県かん水養殖漁業協同組合を中心に、養殖魚のブランド化も全国の産地に先駆けて取り組んだ。その第1弾として誕生したのが、養殖発祥の地を冠した「ひけた鰤」。養殖魚では初となる地域団体商標登録を平成20年に取得した。これに続き、早い潮の流れにもまれて育った「なおしまハマチ」、県特産・オリーブの葉の粉末を添付した餌を与えて飼育した「オリーブハマチ」が誕生。現在、県産ブランド養殖魚の「ハマチ三兄弟」として、全国的な知名度を誇っている。
 最近では、ハーブ配合の餌で育てた養殖トラウトサーモン「讃岐さーもん」が注目を集めている。トラウトサーモンの養殖事業も、瀬戸内海で初の取り組みだ。養殖魚の消費拡大への取り組みも、「おさかなシャトル号」などを活用したイベントを県内外で展開するなど積極的に進めている。[....]