離島漁業商社化「青島〇プロジェクト」人口減に歯止め

2017年1月20日

「青島〇」プロジェクトに取り組む青島の島民たち

 基幹産業の水産業を中心に、人口減少が続く松浦市の青島を丸ごと商社化し、青島特産の水産物や水産加工品を丸ごと売り込んで島内産業を活性化、雇用を生み出すことで人口減少に歯止めをかける、全国でもユニークな「青島○(まる)」プロジェクトが昨年10月に始動した。

国の地方創生事業に認定され、「離島住民の、離島住民による、離島住民のための組織」一般社団法人「青島○」を昨年10月に設立。○には「まるく、まるごと、まるのまま」の意味が込められた。
 青島は定期船で約20分、伊万里湾の湾口部に浮かぶ外周約10キロの離れ小島。基幹産業の水産業は、アジ、タイなどの沿岸魚を対象とした定置・刺網漁業、アワビ、ウニなどの潜水漁業、マグロ・トラフグ養殖や、魚と塩だけで作る素朴な味が自慢の「青島かまぼこ」の製造など、多種多様。持続可能な水産業を目指す一方、厳しい資源管理を行っていることでも知られている。
 「青島○」は、これらの地域資源を活用、2030年までに人口を300人に増やし、持続可能な「青島1000年漁」を未来に残すプロジェクトに着手。新たな水産加工品、観光漁業プログラムを開発するほか、海洋環境保全に取り組み、恵み豊かな海を次代につなぐことを目指している。
 島の水産物を丸ごと売り込むプロジェクトは、全国の販路、ネットを通し不特定多数から資金を調達するガバメントクラウドファンディングを活用。加工場整備や、新商品・販売ツール開発に充てる。[....]