離島売り込み、長崎の4市町の「商社」都内に営業所

2017年4月12日

看板を掛け首都圏での離島売り込みに意欲をみせる対馬など4市町の関係者

看板を掛け首都圏での離島売り込みに意欲をみせる対馬など4市町の関係者

 長崎県は10日、五島、壱岐、対馬など県内の離島の食材を首都圏へ売り込むための営業拠点「しまの商社 ボン・フロンティエール長崎」を、東京・四谷にある県東京支援センター内に開設した。

 五島市、上五島町、壱岐市、対馬市4市町の物産振興協会や生産者らが集まり、新たな販路や商品を生み出すために設立した「地域商社」で、島の特産品を知り尽くした営業のエキスパートを常駐(出張ベース含め)させる。

 常時営業活動できる環境を整えることで、食材販売を促進し、離島にいる生産者の生産と利益の向上、雇用の創出や若者の定着化を目指す。離島の食材を展示するほか、テストキッチンも併設して、商談だけでなく、試食も行えるようにした。

 水産品ではアカムツやカキ、アナゴなど活魚から加工品まで取り扱い、飲食店向けに鮮度抜群の魚を見繕った「鮮魚セット」などをアピールしていく。県企画振興部地域づくり推進課の福田三千年企画監は「4月に、国境離島への支援強化を目指した特別措置法(国境離島新法)が施行されたことにより、農水産物の輸送コスト低廉化へ予算が付いた。販路拡大につなげたい」と意欲を語っている。

 ボン・フロンティエールとは、フランス語でよい国境の意味。国境に近い離島には、おいしい食材が豊富にあることを表現した。[....]