都は共同事業体の認識を、築地交歓会で伊藤市場協会長

2017年1月10日

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築地賀詞交歓会で「都は共同事業体の再認識を」と異例の要望をした伊藤会長

 築地市場協会の新年賀詞交歓会が5日、東京・築地市場の厚生会館で開かれ、会員企業の幹部が参集した。例年、都からは中央卸売市場長ほか数人が来賓として出席するが、今年は幹部職員ら約40人が駆け付ける異例の展開。伊藤裕康会長は「(市場業者と都が)共同事業体であることを再認識する場としたい」と呼び掛けた。
 「かつてない複雑な心境」と、再び築地の地で迎えた新年を形容した伊藤会長は、先行きのみえない豊洲市場移転問題を抱える心情を「霧にまかれて山の中を歩いている」状態に例えて説明した。
 12月に協会幹部らが小池百合子知事と面会したが、「言葉では言い表せない深い溝を感じた」と回顧。「(移転延期が決定する前は)都と意見の衝突はあったが、共同経営者として向き合っていた。今は、市場業者の手の届かないところで問題が取り上げられ、蚊帳の外。都との間にできた溝を埋めたい」と都の幹部に語り掛け、賀詞交歓会の場を「移転問題の突破口にしたい」と、意気込みを語った。
 来賓あいさつで村松明典中央卸売市場長は、移転延期の混乱の影響を陳謝する一方で「さまざまな議論や意見を着実に取り入れていくことが都の信頼回復につながると考えている」と応じていた。[....]