道秋サケ5万トン強か、魚価40年ぶりに1000円台

2017年10月27日

 一部の浜値がキロ2000円を超えるなど異常事態に陥った今年の秋サケ漁も、北海道側は残すところ1か月余り。期待された10月中旬も結局奇跡は起こらず、逆に台風に見舞われた。道漁連の集計によると、10月25日現在の漁獲量は4万5610トンと、不漁の昨年同期を32%下回る。漁獲ペースが昨年の66%として試算すると最終漁獲量は5万トンをわずかに超える程度なりそう。

 漁獲量が5万トン台まで落ち込むのは1984年の5万9100トン以来で、5万トンを割り込めば80年の4万9400トン以来となる。北海道の漁獲量は89年に初めて11万トンと大台に乗せて以降、放流事業が奏功し、90年代には12万~16万トン、2003年には20万6000トンと空前の水揚げを達成した。

 一方、今年は、生産額がすでに500億円に達していることから単純に計算し、平均魚価は1000円を超える。これまで平均魚価が1000円を超えたのは1977年の1080円と翌78年の1050円しかなかったが、漁獲量は77年3万4300トン、78年4万1400トンだった。最終的に1000円を超えれば、およそ40年ぶりとなる。[....]