赤潮をDNAで早期検知、水研機構とニッポンジーン

2016年7月13日

UVライトを当てることで原因プランクトンの細胞が緑色に発光する

 水産研究・教育機構と(株)ニッポンジーン(東京都千代田区)は12日、有害な赤潮原因プランクトン「カレニア ミキモトイ」と「シャットネラ属」を簡単・迅速に検出できる技術を実用化したと発表した。赤潮発生のごく初期からのモニタリングが可能となり、甚大な漁業被害の軽減に貢献する。

 赤潮の被害総額は年間数十億円に上ることがあり、近年はその大半が有害種「カレニア ミキモトイ」および「シャットネラ属」が原因とされている。開発された検出方法は、10ミリリットルの海水から濾過・抽出したDNAに検査溶液を加え、60~65度Cの温水に1時間保温し、UVライトを当てるだけ。赤潮原因プランクトンが1細胞以上あれば反応液が緑色に発光する。圧倒的な高感度で、誰でも簡単に判定できる。漁業被害を及ぼす100~1000分の1以下の低密度でも有効で、被害発生の10日前には有害プランクトンの有無を検知できる。従来の10分の1ほどのコストという。キットは、EC販売サイト「e Genome Order(イーゲノムオーダー)」で、6月30日から提供を開始している。[....]