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資源悪化にシェフ危機感、佐々木ひろこC-BLUE理事

2019年5月20日

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生産者の思いはシェフを通じて消費者に必ず伝わると力説する佐々木さん

 水産資源の悪化に、若いシェフたちが強い危機感をもち始めた。「このままではレストランで使えるシーフードがなくなってしまう」との思いは「シェフス・フォー・ザ・ブルー」(C-BLUE)の活動を生み、水産資源を考える勉強会やサステイナブル(持続可能)な漁業で獲られた水産物を選択的に使おうとする輪を広げている。理事を務めるフードライターの佐々木ひろこさんに、思いを聞いた。

 ◇問い/シェフや佐々木さんが水産資源に関心をもったきっかけは。

 ◆佐々木/食文化やレストランのフードライターとして活動していますが、農業に比べて水産業のことはあまり知りませんでした。それが3年ぐらい前に、あるメディアで漁業に関する記事を頼まれて勉強し、水産資源が大変なことになっていることを知りました。

 ◇問い/シェフにとって食材とは。

 ◆佐々木/野菜などは農家から直接買い求めるシェフが今は非常に増えています。多くのシェフは、野菜の場合、1年に数回は直接畑に行き、生産者と次シーズンの仕入れを相談します。しかし水産業は生産者の顔が見えにくい。だけど、これ以上放置してはいけないという思いが強いので、サステイナブル(持続可能)な漁業で獲られた魚なのかどうかを判断するために、海洋管理協議会(MSC)など信頼できる第三者の認証を受けているシーフードを買いたいというシェフも多くなっています。今はまだ、そうした魚が少ないことがシェフたちの頭を悩ませています。[....]