資源学からみた水産資源と漁業の将来/山川卓・東大准教授に聞く

2016年1月5日

 漁業者をはじめ、水産業界全体が水産資源の将来に不安を感じている。これから資源とどう向き合っていけばいいのか。資源学からみた水産資源と漁業の将来について、東京大学の山川卓准教授に聞いた。
 ◇資源学からみた水産資源の最新メカニズムは。
 ◆水産資源は時に大きく増えたり減ったりする。近年、そうした数十年単位の水産資源の増減に、地球規模の大気、海洋、海洋生態系など自然のメカニズムが大きく関与していることが分かっている。それがレジームシフトという概念。水産資源の増減は、かつて、環境の影響なのか、過剰な漁獲による乱獲なのか二律背反的な議論が中心だった[....]