資源回復に期待、アサリ稚貝育成装置「かぐや」

2016年2月8日

「かぐや」で育つアサリ

 年々減少傾向にあるアサリ資源を回復させようと、福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所が稚貝育成装置「かぐや」を開発した。昨年12月に特許を取得し、豊前海のほか有明海、筑前海でも実用化を進めている。
 この装置は塩化ビニールパイプを活用した筒状のもので、中で稚貝を1センチまで育成。アサリ資源で問題となっているナルトビエイの食害などを防げるほか、潮の干満差で装置内の海水が入れ替わることで食物プランクトンも供給され、稚貝が順調に育つという。
 従来の陸上水槽による稚貝育成では、1センチに成長するまで1年かかるが、この装置を使うと2か月で成長する。さらに海で育てるため、生産コストも10分の1に抑えられるという。[....]