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豊洲移転延期を新市場建設協に通知、委員ら混乱に落胆 

2016年9月12日

移転延期を正式に通知する岸本会長。業界の8委員の表情は一様に硬かった

 11月7日を東京・豊洲市場の開場日と決めた平成27年7月17日以来となる、第18回新市場建設協議会(岸本良一会長)が9日、東京・築地市場の都講堂で開かれ、小池百合子都知事の決定を踏まえて、都から豊洲市場の移転延期が正式に伝えられた。会議は重苦しい空気に包まれ、業会団体代表者からなる8委員らは皆、落胆を隠そうとしなかった。
 中央卸売市場長を務める岸本会長は冒頭、小池知事の移転延期表明の直後、築地市場協会(伊藤裕康会長)が知事に申し入れた延期再考の要請に、8日に「再考しかねる」との回答があったことを紹介。「今年11月開場に向け、さまざまな準備を懸命に進めてこられた関係者の皆さまに多大なご心痛、ご迷惑をお掛けしたことを心よりおわびする」と深々と頭を下げた。
 東京魚市場卸協同組合理事長の伊藤淳一委員の「今も進む移転準備作業をどうしたらよいか」との問い掛けに、新市場整備部長の飯田一哉委員が「工事委託や物品購入などはいったん中断し、すでに契約した案件は事業者判断としてほしい」と答えると、都水産物卸売業者協会会長を務める伊藤裕康委員が「無責任な発言」と強く反発し発言の取り消しを求めた。岸本会長が「皆さまの影響が最小限になるように取り組んでいく。皆さまの話をうかがい適切に対応していく」ととりなす場面があった。[....]