豊洲移転延期「大変ショック」東卸伊藤理事長が会見

2016年9月8日

「組合一丸で」と記者会見する東京魚市場卸協組の伊藤理事長

 東京・築地市場の水産仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合(東卸)は7日、築地市場内の東卸会館で、小池百合子都知事が豊洲市場の開場延期を表明したことで、組合員に不安が広がっていることを受けて会見を開いた。伊藤淳一理事長は、報道が過熱していることを懸念し、「今の組合内には移転の賛成・反対、移転慎重・推進もない」と述べ、改めて組合「一丸」を強調した。

 伊藤理事長は開場延期の会見をテレビで見て「大変ショックだった」と心情を吐露。今後については「都からの正式な通知を待って、理事会で協議したうえでお話ししたい」と述べるにとどめた。

 話題となっている店舗の狭さは「食品衛生法上、店舗間の間仕切りやシンク、手洗い、冷凍冷蔵施設は必須のもの。1店舗の業者の方は隣接させることで間仕切りを省くなどの工夫をして対応した。公平性を保つため一つのルールのもとで進めてきた」と解説。それでも大物業者からは作業スペースがないとの声が強いことは十分承知で、「共同解体場を6街区と7街区に計280平方メートル、35店舗分を用意している」と、組合としての対応を説明した。伊藤理事長は過去に移転賛成と反対で内部で対立した歴史が再び繰り返され「組合がいがみ合うことになると困る」と強い憂慮を表明した。[....]