豊洲元年市場移転の年に語る⑰/北田喜之助・加工協会長

2018年5月25日

クリックで画像を大きく表示します

豊洲が加工ビジネスの一つの拠点になる、と語る北田加工協会長

 連載「豊洲元年-市場移転の年に語る」も最終回。豊洲の新機能を語るうえで外すことのできないのが、6街区正門横に建つ加工パッケージ棟を預かる築地市場加工地域協議会(加工協)だ。北田喜之助会長(水産仲卸・北田水産社長)に最後にインタビューした。
 ◇問い/最終的に30社ですか。建物内の加工室は1~4階。どんな施設ですか。
 ◆北田会長/振り返ると10年より前は、都で整備しないので民間整備で建設するよう打診をされた。独自に一級建築士などを雇って設計をするうちに、民間企業同士で出資して行うにはリスクが高すぎることが分かり、都に働き掛け、都による整備に代えてもらった。民間整備で進めた当時の設計図を常にベースに置いて、都との議論ができたからだ。
 ◇問い/どういった面で特徴的な思想が織り込まれているのですか。
 ◆北田会長/加工室直結の各社専用のバース(車付け)が必須との思想は受け継がれ、1~4階の加工室のいずれにも専用の52のバースが備え付けられた。荷の搬出入から加工までを自分たちに割り当てられた専用の施設内で行うことができるのは大きな強み。かなりよい部類の施設になった。豊洲でのビジネス拡大に勢いがつけられる。都心部で加工対応できるスペースは非常に高いニーズがある。大手は無理でも中小の量販店・スーパーや飲食店チェーンのビジネスのお手伝いができるだろう。[....]