試験操業漁獲物を良心販売、相馬・磯部「ちりめん屋」

2017年3月1日

「非破壊式放射線測定装置検査済み」シールを付けて販売されているボイルタコ

「非破壊式放射線測定装置検査済み」シールを付けて販売されているボイルタコ

 福島・相馬市で平成28年春に稼働した磯部水産加工施設に併設の直売所「ちりめん屋」は、地元の試験操業で獲れた魚の1次加工品や2次加工品が必ず購入できる貴重な販売拠点だ。

 福島県沿岸で行われている試験操業の漁獲量は東日本大震災前の1割程度と少なく、外食メニューや小売店で見かける頻度は低い。しかし「ちりめん屋」なら、試験操業が行われた日の漁獲物が放射性物質の検査が終了して安全が確認され次第、すぐに店頭に並べられる。

 施設には非破壊式放射線測定装置が備えられており、コウナゴ干やボイルダコといった水産加工品をはじめとして、放射性セシウムの全量検査体制を確立しているのが大きな特徴。さらには、できるだけ多くの人に口にしてもらうために利幅を低く設定していることから、市価に比べて安価に購入ができる。ボイルタコはキロ3000円が平均的な市価だが、半額近い1600円」と担当者は明かす。

 2月下旬にはコウナゴ干などのほか、カレイ一夜干、カスベの切身、シラウオも「ちりめん屋」店頭に並んでいた。主力商品の一つとなっているコウナゴの新漁が、来月中・下旬に始まる予定。

 直売店独自のウェブサイト(http://www1.enekoshop.jp/shop/isobekakoukyo/)でも販売する。

 ▽相馬市磯部水産加工施設直売店=℡0244-33-5111(平日午前9時-午後5時)。[....]