記録的な雨台風19号東北などで猛威、水産に大被害

2019年10月16日

 12~13日にかけて東日本で記録的な“雨台風”として猛威を振るった台風19号がもたらした被害の深刻さが15日になって水産関連でも明らかになった。福島県では断水の影響で操業再開の見通しが立たず、岩手県ではふ化場やギンザケの養魚施設などが被災。物流網にも爪痕を残し、完全な正常化には時間がかかりそうだ。

 14日までに最多の死亡者を出した福島では浄水場の浸水による断水の影響が深刻だ。北部の相馬地区では市内全域で断水。製氷ができないため試験操業を当面(1週間程度)見合わせることを決めた。川から流出した流木も広範囲にわたっており撤去が必須。浄水場の復旧見通しも立っていない

 岩手県では釜石市平田地区で局所的に甚大な冠水被害が発生。豪雨と高潮が重なり、岸壁にあるJF釜石湾漁協白浜浦支所は事務所1階が水没し、大量の土砂が流入した。

 宮城県がまとめた14日午後7時現在の被害報告によると、ほぼ全域の養殖カキで施設損壊や落下被害が発生。3か所のサケふ化場で浸水被害も確認された。[....]