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衛星データで潮目くっきり、青森技総研が高精度水温図

2019年5月13日

従来のデータを使った水温図と「しきさい」による水温図の比較の画像

 (地独)青森県産業技術センター水産総合研究所(野呂恭成所長)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の最新人工衛星「GCOM-C(しきさい)」が観測したデータを活用し、高精細な海の水温図の提供を開始した。これまで一般に活用されてきた衛星データの水温図に比較し分解能で4倍、情報量で16倍の解像度をもち、潮目や潮の流れなどを鮮明に描き出しているのが特徴。同研究所の情報サイト「海ナビ@あおもり」からスマートフォンなどでも簡単に確認できるため、漁場探索など漁業活動の強い味方になりそうだ。

 水温図を提供する「しきさい」は、今年1月から一般への情報配信が始まったのを契機に、同所が独自で水温図の提供システムを開発。水温図は、毎日の衛星データを画像化することで作成される。全体の情報が揃う2日間と、雲があっても水温が確認できる7日間の2パターンで合成し、青森周辺海域のほかに、東北、日本広域の3つの範囲の図を提供している。情報の精度は以前のデータと比較すれば一目瞭然で、「しきさい」の情報では暖流の陸奥湾への流入の様子がはっきり確認できる。[....]