船員のメンタル疾患早期把握、船災防が担当者連絡協議

2017年7月28日

メンタル不調者の早期発見や対応法を指導する木之下氏

メンタル不調者の早期発見や対応法を指導する木之下氏

 船員災害防止協会が主催する安全衛生管理実務担当者連絡協議会が26日、都内の海事センタービルで行われた。船舶という特殊な環境下で部下の心身の健康を上司らがどう管理するかを学んだ。

 職住一体化というプライベートの不十分さや家族・交友の機会の少なさ、近年は高齢化の進行でコミュニケーションが取りづらいなど、若者が「精神的に厳しい環境」と感じる条件が揃っている。

 講師を務めたSOMPOリスケアマネジメントの精神保健福祉士・木之下みやま氏によると、過度なストレスが続くと事故発生率は1・8倍になり、上司や周囲のサポートが少ないと2・7倍に。「メンタル疾患の発生を押しとどめるには、上司や同僚のサポートが大きい」とし、日常で見られるストレス反応を「甘くみないでほしい」と強調する。

 部下や同僚の「いつもと違う」に気づくためには「よく眠れたか」「おいしくご飯を食べたか」「体調はよいか」の3つの問いかけが有効という。返事や動作、表情などに変化を感じたら「本人に『心配している』と伝え、ゆっくり話を聞く。[....]