脂乗りなど公海サンマの将来性探る、釧路で荷受荷主懇

2018年7月6日

北海道水産物荷主協会(根田俊昭会長)主催の「第15回全国サンマ・イカ等鮮魚大手荷受・荷主取引懇談会」が4日、釧路市のホテルで開かれ、道内外の荷主や荷受、商社関係者ら約200人がサンマやイワシの販売策について意見交換した。全さんまが来年から公海操業を本格実施する方針を示していることを受け、公海サンマの利活用の可能性も探った。
 全さんまは2016年から、ロシア二百カイリ内サケ・マス流し網漁業の代替漁業として、国のもうかる漁業創設支援事業を活用して公海で5~7月にサンマの試験操業を実施。漁獲物は本漁期のサンマの流通への影響を避けるため、ロシアへの洋上売魚や輸出用に向けられてきた。今期は一部、根室・花咲に生鮮で水揚げする予定となっているが、加工、冷凍処理したあと販売は年明け以降にする。
 司会を務めたカネコメ髙岡商店(根室市)の髙岡義久社長は公海サンマの販売の可能性を質問。荷受や商社からは「サイズ、身質を見極めてからでないと何に使えるかは分からない」、「脂がないと厳しいと思う。あとは単価次第」、「缶詰原料としては品質的に不向きか」など、慎重な意見が聞かれた。[....]