絶滅危惧種タマカイ完全養殖へ研究、近畿大奄美実験場

2016年8月3日

タマカイの親魚。全長150センチにもなる。

 近畿大学水産研究所奄美実験場(鹿児島県瀬戸内町)は、絶滅危惧種であるタマカイの完全養殖技術確立に向け、今月から本格的な親魚養成試験を開始する。

 タマカイは主に熱帯域に生息する世界最大級のハタ科の魚。東アジア・東南アジアでは高級魚として取引され、現在乱獲の影響で国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧種として掲載されている。

 このため同研究所では、クロマグロ完全養殖などの技術を生かし、人工種苗生産によるタマカイの完全養殖技術確立を目指す。
また、国内産ハタ類との交雑による新たな養殖魚種作出の研究も進める。

 昨年11月に台湾から稚魚を搬入。今月8日から奄美海域の海上網イケスに移動し、親魚へ養成する試験研究を本格的に開始する計画だ。[....]