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米ベ海タラバ今季近年最少に、22%減2990トン

2017年10月5日

 正月商材では圧倒的な人気を誇るタラバガニだが、今年の年末も手当てに苦しみそうだ。米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)が4日に発表した2017/18年シーズンのタラバガニ漁獲枠は、前年度より2割以上少ない約660万ポンド(原魚2994トン)に削減された。近年最も少ない配分で、限られた製品を米国バイヤーと奪い合う姿が熾(し)烈化するとみられる。

 漁獲ガイドラインは660万1000ポンドで、このうち地域開発枠(CDQ)の10%を除いた一般枠は594万ポンド。いずれも前シーズンより22・1%削減され3年続きの減産となる見通しだ。禁漁措置が取られた直後に再開した96/97年度の割当は500万ポンドだったため、今回の割当はそれに次ぐ低い水準とみられる。セクション(肩肉付き脚)製品は、歩留まり64%換算で1900トンほど。昨年は約2400トンの製品のうち、日本側が買えたのは約800トンとみられることから、今年も米国ドメス(国内)需要の強弱が買い付け商戦最大の焦点となりそうだ。

 昨年の商社出し値は主力のボイルでキロ5000円に迫ったが、過去最高値に肉薄するC&Fポンド19・75ドル(大箱)を記録しており、需給だけをみればこれを上回っていく可能性もある。[....]