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築地魚河岸会が「水神社正月祭」、伊藤会長「延期いい方向に」

2017年1月12日

築地の魚河岸水神社遥拝所で柏手を打つ魚河岸会の伊藤宏之会長

築地の魚河岸水神社遥拝所で柏手を打つ魚河岸会の伊藤宏之会長

 築地魚河岸会(伊藤宏之会長)は6日、東京・築地市場内の魚河岸水神社遥(よう)拝所で「水神社正月祭」を開いた。年明けから続く晴天の下で滞りなく執り行われた。豊洲市場開場延期により、遥拝所の豊洲への遷座(せんざ)も中断しているが、伊藤会長は「遷座できることを確信しながら、行事を続けていきたい」と述べた。

 神事は魚河岸本殿のある神田明神から招かれた清水祥彦権宮司が祝詞(のりと)を奏上したあと、魚河岸会関係者が伊藤会長を先頭に神前に玉串をささげ、市場の発展と商売繁盛を祈願した。

 神事を終えた清水権宮司は、魚河岸会400年の歴史を振り返り、魚河岸をつくり上げた徳川幕府の崩壊、日本橋魚市場が甚大な被害を受けた関東大震災などを乗り越えて伝統が受け継がれてきたことを紹介。「大変なご苦労だと思うが、魚河岸会先人が乗り越えてきた道。一人ひとりが力を合わせ、伝統と誇りにかけ、新時代を切り開いていくと心から念じている」と魚河岸会幹部を励ました。

 伊藤会長は、豊洲で5割まで建築が進み停止した遷座事業の現状を説明。「遷座事業にご協力いただいた皆さまには残念なことになっているが、早々にも経過報告をさせていただきたい」と今後の方針を伝達。冒頭の発言に続き、「延期を準備期間が取れたと、いい方向にとらえ、習熟を十分にして前に進めたい。遷座も無事済ませねばならない」などと意気込みを語っていた。[....]