築地ブランドの理解必要、再開発検討会議議論始まる

2017年10月16日

築地再開発会議の冒頭にあいさつする小池知事(中央)

築地再開発会議の冒頭にあいさつする小池知事(中央)

 東京五輪・パラリンピック後に着手する築地再開発のコンセプトを議論する、築地再開発検討会議の初会合が12日、都庁で行われた。築地エリアの歴史や現状の説明を受けて、自由討論した。
 食と深く結び付く「築地ブランド」を生かす方向性の提案が多く出た一方で、宇田左近委員(ビジネス・ブレークスルー大学副学長)はその本質が何なのかをいま一度検証するよう指摘。「人の集団で成り立っている築地で、何を残し何を改めていくのかを検討する必要がある」と述べた。
 青木茂委員(㈱青木茂建築工房社長)は半円状の市場施設の価値に言及し、一部の保存を推奨。デービッド・アトキンソン委員(㈱小西美術工藝社社長)は、名所であり続けるためには「劇場的にせず、ビジネスとして生きた市場機能を残すべきだ」と語った。唯一の地元関係者として名を連ねた、安永雄玄委員(築地本願寺代表役員)は「(食だけでなく)江戸期からの歌舞伎座や明治時代の外国人居留地などの観点からの再開発も」と話題提供した。8年5月をめどにコンセプトを取りまとめる。
 冒頭のみ出席してあいさつした小池百合子知事は「自由な発想でコンセプトのベースを出してほしい」と今後の議論に期待していた。[....]