築地に東カム産の「生ベニ」初登場、ドレス2500円

2018年6月26日

選別により大型で上質のベニが持ち込まれた(築地魚市場㈱提供

 東京・築地市場の鮮魚卸売場にこのほど、ロシア極東・東カムチャツカから“生鮮”によるベニザケが初入荷した。輸入商社を経由し荷引きしたのは築地魚市場㈱。カナダや米アラスカから搬入されたことはあるが、ロシア東カムからの“生”空輸は「日本初では」(築地卸)と話している。
 第1便の240キロは、16日に成田空港に着荷した。1日から始まった今期漁は4割漁で推移し、来遊遅れや魚体の小型化が指摘され、当初は身質やサイズが懸念されたが、「現地で好魚体をより分けてくれたこともあり、ドレス重量で2・6~2・8キロと大きい。腹も厚い」と満足の品質で入荷。 築地市場で18日に販売され、相場はラウンド(丸物)がキロ2000~1600円、ドレスが2500~1900円での取引となった。
 「こなれてくれば、もう少し小ロットでの搬入も可能になるはず。十分に採算に合う価格」という。引き取っていったのは上物を扱う業務筋を専門とする水産仲卸。第2便は今週末に搬入を予定しており、7月いっぱいの取り扱いを計画している。同社は「輸入ベニザケの主要産地の漁が振るわない中、少しでも注目を集めてくれれば。来期以降も目玉の差別化商材として取り扱っていきたい」と話す。[....]