築地で最後の五月祭、魚河岸会9月からは豊洲で

2018年5月10日

遙拝所をバックに記念撮影する参列者
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遙拝所をバックに記念撮影する参列者

 築地魚河岸会(伊藤宏之会長)は7日、東京・築地市場内の魚河岸水神社遥(よう)拝所で「水神社五月祭」を開いた。400年あがめてきた市場関係者の守護神に願いをささげる築地で最後の祭事に多数が参列。商売繁盛を願った。次の「九月祭」は、移転先の豊洲市場新遥拝所でのみ霊入れの儀式とともに、開場前に行われる。
 魚河岸の守護神「弥都波能売命(みつはのめのみこと)」を祭った水神社本殿がある神田明神から、清水祥彦権宮司を招き行われた神事はおごそかに進行した。供物を献じた遥拝所を前に、清水権宮司が祝詞を奏上。参列者が順に玉串を奉納した。清水権宮司は、魚河岸会の長きにわたる信心に敬服の言葉を連ね「時代、場所、人間が変わっても、魚河岸会400年の素晴らしい文化と心粋(こころいき)は変わることなく受け継がれていく」と語り掛け、一大事業に臨む市場関係者らを励ました。
 伊藤会長は、豊洲で遥拝所の2期工事が再開されたことを報告。「豊洲の地でも魚河岸会の取り組みは継続していかなければならない」と呼び掛け、移転後の市場関係者全員の繁栄を強く願っていた。
 清水権宮司を囲んでの記念撮影を終えた参列者は名残惜しんでいた。[....]