正社員募集中

箱網を海中に、「防災型定置網」実証化

2016年5月12日

開発された水中ウィンチ

 台風や発達した低気圧による荒天時に、水面に近い箱網だけを海中へ強制的に沈下させてリスク回避する防災型定置網の開発が、日東製網と日油技研工業の共同提案で進められている。開発された水中ウインチで箱網を沈め、波浪による破網や流失被害を回避する。海況さえ落ち着けば、漁はすぐに再開できるという。

 同事業用に開発された水中ウインチは、1台当たり1トンの昇降能力をもつ。箱網を固定する側張りと、海底のアンカーとを結ぶロープの間に設置・稼働することで、海底方向へフロート(浮き具)ごと強制的に網を沈めるもの。

 水中ウインチは海底に固定したアンカーからのロープを巻き取ることで下降し、ロープを繰り出すことで上昇する。この点が、キャプスタンやウインドラスなど、海底・海中から巻き上げるウインチと異なる。[....]