秋漁主要魚は昨年より好転、サンマなど不漁脱出に期待

2018年8月20日

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秋漁主要魚種の来遊見通し

 秋に盛漁期を迎える主要魚種の来遊は、スルメイカを除く4魚種で好転が見込まれ、昨年の軒並み大不漁から脱出できそうだ。秋サケは2年連続の歴史的不漁から脱し、回復傾向へ。サンマは昨年の凶漁から資源が戻り、近年にない太り方に期待が高い。
 北海道の秋サケ定置網漁の今年の来遊量は主力の4年魚が過去20年平均と同程度に回帰し、全体で前年比1・8倍、3000万尾を若干上回ると予想されている。低水準だが、昨夏のベーリング海調査では今年3年魚として一部回帰する2年魚が増加、今後回復傾向に向かうことが期待される。
 潤沢な資源で数量は安定しているサバだが、今年も小型主体からの好転は難しそうだ。来遊量は昨年漁期並みと予想されるが、中心サイズは350グラム前後で昨年漁期とほぼ変わらず。
 サンマは今漁期、近年平均並みの205万㌧に戻ったために回復が期待できる。漁期序盤に来遊が見込まれる海域の魚群は薄くて後続の群れが厚いことから、本格化は9月中旬以降になる見通し。
 棒受網の初漁のサンマは「ここ数年にない太り方」(業界関係筋)と評判。
 スルメイカは、日本海、太平洋ともに昨年および近年平均(2012~16年)を下回る予測。カカツオは昨年を上回り、平均並み。魚体は昨年並みで、まずまずの漁となりそうだ。[....]