秋漁サンマ・イカ、カツオ低調予想で序盤相場に警戒感

2016年8月12日

アラスカシーフードマーケティング協会はシーフードショーで先駆的な持続可能な漁業の取組みを情報提供する

 秋漁を前に、主要魚種の来遊見通しが出揃った。マサバは潤沢な来遊が期待されるが、小型傾向は変わらず。秋サケは北海道、岩手ともに前年は上回るものの依然低調予想で、サンマ、イカ(スルメイカ)、カツオも厳しい見方が示されている。いずれの魚種も鮮魚流通の出回りが読めない状態。今秋は例年以上に、漁期序盤からの強い引き合いが予想される。

 国内の秋漁はここ数年の漁期の遅れや、水揚げの最盛期が短くなることによる水揚量の減少、極端なサイズの偏りが生産者だけでなく、陸(おか)の水産関係業者を翻弄している。今年も各魚種の長期来遊予報で、前浜物の不足を一気に解決するような要素がほとんどない。各魚種の動向を紹介すると、北海道への秋サケ来遊見通しは3902万尾。昨年を6%上回るが、3年連続4000万尾を下回る低水準の予測値。岩手県の回帰予報も392万尾と、震災前5か年平均の半分以下の見通しだ。

 マサバは主群の2013年級群(3歳魚)の残存資源量は依然豊富だが、今季も成長が遅れているようだ。春漁の時点に250グラム前後だった魚は、「今夏の北餌回遊を経て、成長しても300グラム前後」にとどまる見通し。サンマは前漁期をやや下回り、魚体も大型が少ないとされている。[....]