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秋サケなお拡張の余地、全国大手荷主・荷受け取引懇

2016年8月4日

サケ・イクラをめぐる活発なパネルディスカッション

 北海道水産物荷主協会(宮崎征伯会長)主催の「第38回全国サケ・マス・魚卵大手荷受・荷主取引懇談会」が2日、札幌市のホテルで開かれ、サケ、魚卵に携わる道内の荷主、全国の荷受ら約270人が今期の販売策について意見交換した。秋サケは国内でのさらなる拡販の余地が指摘されたほか、カズノコについては末端需要を反映した売れる商品作りの重要性が改めて強調された。

 来賓の築地魚市場の吉田猛社長は、秋サケについて「昨年は量販店などで生鮮フィレーの販売がずいぶん伸びた。国産の天然ということで、改めて消費者に認知された」と生鮮需要の拡大傾向を指摘。

 パネルディスカッションでパネリストを務めた丸中しれとこ食品の中村嘉成社長も「生フィレー(の消費)は順調に拡大を続けている」と評価、フレークや業務用のおにぎりの具向けの冷凍原料も需要があり品薄としたうえで、「(問題は)中間グレードの2万~3万トンの冷凍原料。チリギンや中国情勢などによって右往左往するこの部分をどう消費させるかがポイント」と指摘。輸出について「トナムと欧州連合(EU)がFTA交渉で最終合意し早ければ2018年に発効することを説明、今後、ベトナムを加工地として経由してのEU向けルートが有望な販路になり得るとの見方を示した。[....]