福島沿岸ヒラメ試験操業、9月底引き網解禁時に開始

2016年8月25日

福島沿岸漁業にとって“特別な魚”であるヒラメ(JF福島漁連提供)

 福島県の沿岸漁業で、東日本大震災前に最重要魚種であったヒラメが9月1日の底びき網漁解禁に合わせて、いよいよ試験操業対象魚種に加わる。いわき地区と相双地区の両操業検討委員会は計画を承認済みで、きょう25日に開催される有識者を交えた地域漁業復興協議会の承認と、29日の県漁協組合長会議の判断を経て、正式決定する。

 底びき網主体のヒラメは、東日本大震災前(平成22年)の漁獲金額でみると、沖合漁業主体のカツオと船びき網漁業主体のコウナゴに次ぐ第3位。東京・築地市場などで高く評価され、沿岸漁業者にとって欠かせない収入源になっていた。24年6月に試験操業が始まって以降は原子力災害対策特別措置法に基づく出荷制限がかかっていたものの、26年3月を最後に国の基準である一キロ当たり100ベクレルを上回る検体は皆無だが、大量に水揚げされる魚種だけに、制限解除に必要な検体数を集めるのに時間がかかり、ようやく今年6月、解除にこぎ着けた。

 正式決定されれば、試験操業の対象魚種に9月1日からヒラメが追加される。今年4月から7月までに出荷制限が解除された9魚種(シログチ、アナゴ、マツカワ)なども同時に加わり、対象魚種は10魚種増えて83魚種。11月からは活魚の出荷も視野に入る。[....]