石原氏が豊洲問題「混乱の責任は小池知事」と記者会見

2017年3月7日

責任の所在は行政や都議会全体にある、と記者会見で主張する石原元都知事

責任の所在は行政や都議会全体にある、と記者会見で主張する石原元都知事

 東京都の小池百合子知事が豊洲市場問題で、石原慎太郎元知事は3日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見を開いた。「豊洲市場移転で市場業者を生殺しにしてランニングコストを垂れ流し、混迷・迷走させている責任は小池知事にある」と反論した。

 豊洲市場移転の経緯を整理した石原元知事は、自身の在任中に豊洲市場移転に向けて事業が大きく進んだことは間違いないものの、「平成11年4月の就任時には豊洲地区以外に適切な候補地はなかった」「もっと内陸の土地はどうかと提案したが一笑に付された」と、既定路線であった点を強調した。

 そのうえで、東京ガスとの用地取得交渉への関与について、福永正通元副知事や浜渦武生元副知事、前川燿男元知事本局長らに一任し、交渉の細部には関与していないとの立場を改めて強調した。

 当時の現職知事として土壌汚染対策工事を実施したうえでの豊洲市場移転を認可したことは認めつつも、「都庁全体で検討したことで、都議会の総意を踏まえたもの」で「(自身の)個人の意見や意向ではない」とし、責任の所在は行政や都議会全体にあると主張した。

 報道陣が用地を取得する際にどこまで契約に関わったのかに質問が集中した。石原元知事は「同契約に判をついたかどうかは覚えていない」と語ったほか、土壌汚染対策も含めて専門性が高い案件ゆえに「専門家が決めたことで、私が関与する余地もないし、能力もない」と強調。「危険がないにもかかわらずこのまま移さないと、科学が風評に負けたことなり国辱ものだ」と非難した。[....]