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町役場初の産地証明書、北海道枝幸町がホタテ輸出へ

2018年11月5日

 北海道の枝幸町は1日から、輸出に必要な書類である産地証明書および放射性物質の証明書を発行できる体制を整えた。これら証明書を町役場で発行できるようにしたのは全国初。水産物の拠点は地方に点在しており、町役場でも必要な書類を発行できるようになれば、輸出促進に弾みがつく。

 枝幸町の業者はこれまで車で4時間30分かけて札幌の道庁まで受け取りに行く必要があったが、農林水産省が発行した証明書を、ウェブサイトを介して町内で受け取ることができるようになった。 活ホタテなどを輸出している永光水産の永澤二郎社長は「貨物は苫小牧から出している。書類のためにわざわざ札幌まで行く必要がなくなり、輸出しやすい体制が整った」と安堵(ど)する。

 枝幸からの活ホタテの輸出数量は今年に入ってから増え、10月末で1168トンに達している。

 2011年の東日本大震災以降、中国や韓国などは水産物輸出の際に産地証明書、放射性物質検査証明書の添付を求めている。中国向けには北海道、長崎県、愛媛県で発行しているが、枝幸町水産商工課の桔梗智明課長は「5月末に輸出業者から要望を受け、6月から農林水産省と話し合いをして体制を整えてきた。これをきっかけにさらなる輸出増につながれば」と話している。[....]