生徒が株式会社運営 新潟県立海洋高サケ魚醤で起業を

2016年7月6日

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「最後の一滴」を手に抱負を語る久保田郁夫校長

 新潟県立海洋高等学校(久保田郁夫校長)は糸魚川市などの協力のもと、自校の生物資源部が開発したサケの魚醤「最後の一滴」など、地元の水産資源を活用した加工品の製造・販売を生徒が運営する株式会社の立ち上げを目指している。久保田校長は「授業や部活動の枠を超え、企業化することで生徒の経験値を上げたい。地方を活気づけるためには、商品だけでなく産業を興すことが必要であり、地域産業に貢献する人材を育成したい」と取り組みに期待を込める。

 平成25年に製品化した「最後の一滴」は、産卵のため遡上したサケの有効利用が地元で課題になっていたことから開発。農林水産省の「フード・アクション・ニッポンアワード2015」で審査委員特別賞を受賞した。商品は現在、糸魚川市と同校同窓会「能水会」が立ち上げた事業所「能水商店」が管理し、生徒は製造や販売などを手伝っているが、将来的にはこの事業所を生徒らが運営する会社にしようと試みている。

 この取り組みは「高校生の力を地域産業に活かすまちづくりプロジェクト」の一つとして、内閣府の28年度地方創生加速化交付金にも選ばれた。[....]