漁礁設置など活躍、自航式多目的船を東洋建設お披露目

2016年11月8日

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横浜港に接岸する自航式の多目的起重機「AUGUST EXPLORER」

 東洋建設が建造を進め、今年8月に竣工した自航式多目的船「AUGUST EXPLORER」が1日、横浜・大さん橋で関係者にお披露目された。定点保持能力の高さなどが特徴で、今後拡大が見込まれる排他的経済水域(EEZ)での魚礁設置など水産基盤整備や洋上風力発電装置設置作業での活躍が期待されている。

 定員52人、全長89・9メートル、500トン吊(つ)りの起重機船。最大積載重量は3500トンを誇る。自航式で、最新鋭の全旋回スラスター(動力装置)4基、補助スラスターを1基装備することで強風や潮流域など外洋での定点保持能力が格段に向上した。回頭や平行移動も容易だ。

 925平方メートルのデッキスペースには魚礁やブロックなど建設機材を多く積めるほか、遠隔操作無人探査機(ROV)や調査用無人ヘリ、研究ブースの搭載も想定。日産4立方メートルの飲料水と16立方メートルの清水が製造できる海水淡化装置も備え3か月程度の外洋作業にも対応可能。

 すでに9月には島根・隠岐島沖で魚礁の設置も行っており、操作性の実証炭済み。同社は「(国直轄の)フロンティア漁場整備などで活用することを見込んでいる」と話している。[....]