漁港の「あるべき姿」模索、生産・流通拠点から防災・生活拠点へ

2016年2月17日

 現在、わが国には約3000の漁港が全国に点在している。漁港は漁船から水産物を陸揚げするという拠点となっていることはいうまでもないが、最近は流通や生産基盤のみならず、防災、生活拠点といった機能ごとに漁港の役割分担をすることが明確化されてきた。水産庁も平成28年度予算で漁港機能の集約化・再活用を新たな柱に打ち出し、それぞれの漁港の「あるべき姿」を模索する動きが進んでいる。

 約3000の漁港はこれまで、国が流通拠点の観点から特に重要とする13の特定第3種漁港をはじめ、利用範囲などから第1~4種に分類されている。ここ数年は拠点漁港で役割分担を行ったうえで整備・利用促進などを行ってきた。拠点漁港の中でも流通拠点漁港と生産拠点漁港という位置付けに分かれる。

 流通拠点漁港は産地市場を有してセリなどが行われ、消費地や加工場への出荷が行われる。それに準ずる生産拠点漁港は[....]