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海藻ブームでモズク・ワカメ販売絶好調、原料不安も

2016年8月22日

 海藻類の販売が好調だ。健康や美容意識の高まりを背景に、海藻類の機能性に着目したテレビ番組放映などが春に多くあったことでブームに火が付き、4~6月は市場販売も小売販売も近年になく伸びた。原料事情に不安を抱えているものの、夏場も売れ行きは全く衰えていない。
 東京都中央卸売市場の市場取引情報によると、東京・築地市場の平成28年4~6月における品目別取扱高でにおける「海そう類」は数量2128トン、金額10億7900万円(117%)となり、数量が10%増、金額が17%増。東日本大震災後の復興による回復期を上回り過去5年間で最大の伸び。築地卸、「一過性のブームと思ったが、意外にも好調が続いている」と驚きを隠さない。
 総務省が発表した家計調査(28年4~6月期平均速報)でも顕著だ。「わかめ」の全国2人以上の世帯の一世帯の支出金額は444円(116%)、購入数量は259グラム(104%)と、金額が過去5年間で最大の伸び。「干しのり」「こんぶ」、モズクなどが含まれる「他の乾物・海藻」も前年超え。
 単身世帯の支出金額は205円(130%)と急増、2人以上の世帯に比べて著しいのも特徴的だ。
 難しい調理が不要で簡単に取れる健康・美容食材として単身者により多く注目を浴びているようだ。[....]