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活魚の鉄道輸送成功、日建リース工業が仙台-横浜実証

2019年2月5日

10時間余りで活魚として横浜市中央卸売市場に到着したヒラメなど 

 日建リース工業は1月31日、宮城県七ヶ浜町から横浜市中央卸売市場までJR貨物のコンテナで活魚を輸送する初めての実証試験に成功した。「トラックから鉄道による輸送へ」と国が推進するモーダルシフトにも寄与する形で、産地から大消費地へ活魚を運ぶ技術が大きく前進した。

 試験は仙台市中央卸売市場の水産卸・仙台水産と、JFみやぎ七ヶ浜支所、JR貨物の協力で行われ、400キロ弱の距離を活魚輸送。活魚のマダラ47キロ、ヒラメ15・6キロなどが宮城・七ヶ浜支所を出たのは午前11時30分。仙台貨物ターミナル駅を経由し、9時間30分で東京・荒川区の隅田川駅(貨物駅)に到着、トラックで横浜市場まで運んだ。荷を受けた横浜丸魚の源波秀樹経営企画室部長は「魚の状態もよく、今後の輸送に期待がもてる」と評価した。

 日建リース工業が開発した「魚活ボックス」を活用、適正濃度の二酸化炭素(CO2)を海水に溶解し、魚を活性の低い睡眠状態にすることにより高密度で輸送できる活魚専用コンテナで、大掛かりな水循環、ろ過システムや大容量の専用電源は不要。貨物鉄道の利用も熱望されていた。

 道路の渋滞による到着時刻の不確実性や、トラックドライバー不足や過重労働の問題解決に寄与する。魚活ボックスはレンタル利用し活魚車と違い荷降ろししたあとに空車で産地まで戻る必要もない。[....]