水産物通関統計1~6月、輸出は絶好調も輸入ジリ貧

2018年7月30日

 財務省が27日に発表した2018年上半期(1~6月)の通関統計によると、輸入が近年最低の水準にとどまっているのに対し、輸出は逆に近年最多ペースを維持している。輸出は国産のサバやイワシが原動力となっており、このまま推移すれば年間で30年前のボリュームまで回復しそうだ。
 水産物輸入は111万6377トン、8238億1800万円で前年の同じ時期と比較して数量が4・9%減少し、金額は1・4%増加した。上半期での111万トンは近年最も少なかった16年の112万トンを下回る水準で、二百カイリを境に急速に膨張した輸入事業は、海外の需要拡大と国際商品の高騰による日本の“買い負け”が募って、今度は急速に縮小を余儀なくされている。高単価の海外加工品が増えたこともあって、輸入金額は辛うじて前年並みを維持した。
 これに対して好調な輸出は、1~6月で45万8662トン、1543億4600万円となり、数量で42・9%増、金額で16・4%増と、いずれも大きく増えた。
 このうちサバは19万トンを超えて数量全体の42%を占めたほか、イワシも6万トンを超えて13%に達し、双方合わせて実に56%に達した。サバは前年同期比28%多く、イワシは2・5倍増。[....]